一個のゴーヤから。命の継承物語。


昨年、ゴーヤの苗を一株買って、初めてグリーンカーテンに挑戦してみましたが、剪定のタイミングがわからず、そのまま伸ばしてしまったため、カーテンというよりは上の方で迷走した感じのものができました。
黄色い花は沢山咲いてそれなりに楽しめたのですが、実は一粒だけしかできませんでした。それも小さい。しばらく待てば大きくなるのかなと思って様子を見ていたら、黄色く熟してきてしまいました。あわてて収穫し、とりあえずゴーヤチャンプルというか、豆腐チャンプルーにゴーヤをトッピングした料理にし、美味しくいただいたのです。
完熟ゴーヤだったから、もしかして「種」使えるかな?と思い、小さなポットに乾いた土を入れ、その中に突っ込んで保管し、冬を越しました。
春になって、そのポットを他の植木鉢と一緒にベランダに置き、適当に水をあげていたら、ニョキニョキ芽を出し始めていたのです。数えてみると7株もあります!
あんなに小さいゴーヤから、7つのジュニアが生まれるとは予想外でした。過酷な我が家のベランダで親ゴーヤが必死で命を繋ごうとしたからかもしれません。
同様に、昨年こぼれた種から、シソやニチニチソウも芽を出して成長中。
気まぐれガーデナーの下では、強い生命力の植物達が子孫を残すという生態系が築き上げられるのです。自然の力は偉大です…。